夏の脳トレーニング

夏の間は、体をシェイプアップするための運動や食事に気を使いすぎて、脳の健康のことを忘れがちになります。脳も夏用の体操が必要です。全米記憶力選手権を4度優勝した記憶のエキスパートとして、私がお手伝いします。まず、最も重要なこととして、脳は年齢や季節に関係なく鍛えることで機能が向上することについて理解する必要があります。練習方法、心のしくみ、適切な食生活と運動について少し学習すれば、夏の間を通じて、脳の働きを良い状態に保つことができます。下記の部分で、脳の筋肉を鍛えるのに役立つヒントを5つ紹介します。

N Dellis Tip 1

ヒントその1:脳に栄養を与える

私たちの体は、食べたものからできています。脳の健康を保つためには、食事の際にDHAオメガ3を摂取することが最も重要だと私は考えます。DHAを含む食材でいちばん一般的なものは魚ですが、毎日魚を食べるのは難しいことです。1週間の中で定期的に魚を食べられないと感じたら、食事に藻類(植物性)サプリメントを取り入れることができます。また、お住まいの地域の食料品店にはDHAを添加して栄養価を高めてある飲料、食材およびサプリメントが豊富に揃っているはずなので、摂取の手段は多様にあります。

ヒントその2:絵を想像する

人間の脳は画像を記憶することを得意としています。私たちは、時には難解で抽象的な物事を脳に記憶させなければなりません。そうした事象を心の中で画像として可視化すれば、自分の知識と関連付けて(意味のある関係性を作る)、記憶しやすくすることができます!買い物リストの記憶が非常に良い例です。リストを画像集としてイメージを描けば決して忘れません。例えば、ほうれん草、ナス、牛乳、そしてバナナを買うとします。それぞれの食材の単語を記憶するよりも、食材すべてを関連させた少し不思議な物語を作り、単語をイメージにして記憶します(奇妙であればあるほど覚えやすくなります)。次のように想像しましょう。船乗りのポパイ(ほうれん草を食べると超人的なパワーを発揮する漫画のキャラクター)が畑にナスを植えて、水の代わりに牛乳をまいたら何が育ったか?答えはバナナ!おかしな話ですが記憶できます。

N Dellis - Tip 2
N Dellis - Tip 3

ヒントその3:「記憶の宮殿」を使う

画像を思い描くことに加えて、これらを家にいながら心の中に収納するのであれば(またはあなたがよく知っている場所)、思い出そうとする時にその内容を引き出すことができます。まず、商品のリストを思い出す時、その商品群を画像として思い描きます。次に、商品を1つ1つ、自宅から持ち出すことを想像します!これで忘れなくなります。このテクニックは子どもが使っても大きな効果が見込めます。私の最近の著作『I Forgot Something (But I Can’t Remember What It Was)』(仮訳:何かを忘れた、つまりそれが何であったかを思い出せない)では家族皆さんで簡単(かつ楽しく)脳を鍛える方法を紹介していますよ。

ヒントその4:体をアクティブに保つ

脳の働きをスムーズにするには血行を良くする必要があります。活発でいることにより、健康な血液循環を保ち、体型を維持。私はスクワットを毎日のルーチンワークに取り入れています。しゃがんで、立つ、この動作を日課にしています。この運動は、どこでもできる点で優れており、ワークアウトとして素晴らしい効果があるのもさることながら、関節にかかる負荷が自重だけなので、負担が少ないです。両足を肩幅と同じ位置に広げ、ひざを曲げて腰を伸ばしたまま落とし、太ももと床が平行になるまでしゃがみ(椅子に座るような体勢)、立ち上がります。これを繰り返します。

N Dellis - Tip 4
N Dellis - Tip 5

ヒントその5:電話の使用を控える

記憶力が落ちたと感じる一般的な原因のひとつには、注意力の低下があります。電話番号や名前を携帯電話に登録している人は、やることリストを記憶しなければならないようにしたり、電話の電源を切ってアドレス帳を見ないで記憶してみましょう。これを実践するには時間と労力が少しかかりますが、脳が活性化されます!

以上です!これら5つのヒントをできる範囲で実践し(毎日やるのが望ましいです)、脳をすぐに最高の状態にしましょう!

 

ネルソン・デリス(全米記憶力選手権4回優勝者、文筆家)著

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